みなさんは痛み止めの薬を予防で服用していませんか?
当院では治療の際に痛みの変化をみて施術を行いますので
治療日の痛み止めは服用しないようにお願いしますが、
その指導の時に患者様とお話をしていて
痛くならないように予防で痛み止めを服用している方の
何とも多いこと(よろしくない状況です)
そこで今回は痛み止めの仕組みをお話しします。
痛みの意味、痛み止めのメカニズムを知って痛み止めを予防で使わないようにして下さいね
では 痛み止めの仕組みから
人間は体のどこかを損傷すると損傷した組織から
発痛物質と呼ばれる物質が出て、
その物質が痛みを感じる痛覚の受容器にはまりこんで痛みを感じ
「体を損傷しました、痛いです」と脳に信号を送ります。
それでは痛み止めを服用した場合はどうかと言うと、
体は損傷して発痛物質を出しているんだけど
痛み止めの成分が先回りして痛覚の受容器にはまり込んで、
発痛物質が入り込めないようにしてしまいます
この仕組みによって痛みが軽減されたり、消失したりします。
が、ここで大事なことは体の損傷部分は修復しておらず、、
発痛物質も出続けていると言うこと
さらに痛みの意味についてですが、
痛みは患部を修復するため、動かさないように
使わないようにするために存在していて、
例えば一番わかりやすい状況として
動物は怪我をしていたらじっと休んで動かないですよね。
動かない、動かさないとう言うのが
本来修復に一番不可欠なのですが、
人間は社会生活上、学校や仕事があり、休めなくて
仕方なく痛み止めを服用して動くと言うのが
一つのセオリーになっています
私自身痛み止めを完全否定しているのではありません
激痛で動けない時や辛い時は服用すべきであると考えますが、
予防で服用するのは少し違うのでは…
なぜなら損傷部が治っていないのに痛みだけを止めて
動かせば必然的に患部は悪化しますよね
修復するためには
痛み止めは痛くならないように飲むのではなく
痛いから飲む、痛くて仕方がないから飲む
と言うようにしていただければなと思います。
一度痛みの意味、痛み止めの使用の仕方を考えてみて下さい
痛みで困った時の駆け込み整骨院 なお鍼灸整骨院