院長コラム:疾患について

変形性膝関節症(3)癒着

癒着

変形性膝関節症の患者様で
膝が腫れたままの状態が長くて、膝が変形してしまい、
軽度屈曲位(少し曲がって)固まっている方が沢山いらっしゃいます。

\ 痛みでお悩みならまずは相談 /

変形があるかどうかのチェック法

自分自身の膝が変形しているかどうか
不安に思われる方は以下の方法でチェックして下さい

まず床や畳の上に仰臥位(上向き)に寝て下さい

上向に寝たら両足をまっすぐピンと伸ばした際に
自分の膝裏が床や畳にちゃん接しているか確認して下さい

正常の膝の場合、膝裏が床や畳に隙間がない状態で接します

軽度の変形の場合、手のひらが膝裏の下に入り、
重症になってくると握り拳位の隙間が出来てきます

\ 痛みでお悩みならまずは相談 /

癒着剥がし

軽度屈曲位で固まった膝の場合(早期)
膝のお皿(膝蓋骨)の動きを正常に戻してあげるだけで
変形を改善させ、膝裏が床につくようになります

癒着を剥がすだけで膝のお皿の動きを改善させることができます

重症化して変形が進行すると少しは改善できますが、変形を完全に改善はできなくなります
ですから、早期の対処が求められます

変形性膝関節症の患者様の仰臥位の寝方

変形性膝関節症の患者様の仰臥位(上向)の寝方に

特徴があります

膝が軽度屈曲位(曲がった)の状態で

まっすぐ伸ばして寝ることができず、

ガリ股に(股関節外転外旋位)寝ます

立った姿勢(立位)では膝頭が絞められず

O脚になっていきます

膝は日常生活で常時自分の体重を支えて、歩行時にも重要な役割を果たしています。
早期に変形がある場合は気付き、そして適切な治療を受けることをお勧めします

痛みで困った時の駆け込み整骨院 なお鍼灸整骨院

院長プロフィール

【柔道整復師・はり師・きゅう師・機能訓練指導員】
大学を卒業後、オーストラリアとニュージーランドに留学。サラリーマンを経て、30歳の時に鍼灸師・柔道整復師を目指し、専門学校に通いながら鍼灸整骨院、整形外科、外科に勤める。
患者様の抱える痛みや精神的な不安を取り除く為、痛みの除去に特化した治療を進める。