院長コラム:疾患について

五十肩(1)

肩の痛みで御来院の患者様のほとんどが言われる言葉があります

それは友人や知人に
「五十肩は放っておいたら半年くらいで治るから」
と言われてそのままに数ヶ月していたのですが
痛くて仕方がないので来院しましたと言うもの

正直めちゃくちゃ多い頻度で初診時にこの言葉を聞きます

様々な疾患についても同じですが
いつか治るだろうで放置するのは危険です。

特に関節の損傷(荷重がかかる関節、肩のように可動域が大きい関節は)
体の全ての関節には関節包と言う袋があって、
関節に炎症があるとその袋に水が溜まったり
癒着したりして関節の動きが制限されてしまいます。

更に関節の袋には痛みを感じる痛覚の受容器たくさんあり、
癒着した関節の袋を伸ばしたり動かすと
激痛が走ったり、関節の動きを著しく制限されたりします

ラッキーにも何もせずに治ったと言うケースもありますが
当院に御来院の患者様はほぼ痛みに耐えられなくなっての来院です

当院の患者様にはこうお伝えしています
「関節の痛みはひどくなってからでは時間がかかるから
数日経って怪しいと思ったら早めに来院してね」と

今回は世間にある、まことしやかなウワサについて書きました。
長くなりましたので次回に病態など細かな内容を書きたいと思います。

痛みで困った時の駆け込み整骨院 なお鍼灸整骨院

院長プロフィール

【柔道整復師・はり師・きゅう師・機能訓練指導員】
大学を卒業後、オーストラリアとニュージーランドに留学。サラリーマンを経て、30歳の時に鍼灸師・柔道整復師を目指し、専門学校に通いながら鍼灸整骨院、整形外科、外科に勤める。
患者様の抱える痛みや精神的な不安を取り除く為、痛みの除去に特化した治療を進める。